2,000円でお釣りが出るハイレゾイヤホン「dodocool Hi-Res イヤホン」レビュー
以前、「SoundPeats Q12」でBluetoothイヤホンデビューをした。あれ以来、外出する時はいつもQ12を持ち歩いている。というのも、その前に持っていたイヤホンの調子が悪かったから。そんなQ12だが、時々充電をし忘れることがあり、その時は音楽を聴けずイライラしていた。自分の責任なのだが、フル充電にしていても使用できるのは最大6時間なので、有線のものでもう1本イヤホンを持っておきたい、とは前から思っていた。
そのイヤホンに僕が求めていたのは、
- 高価ではない
- ある程度音質が良ければそれでいい
- リモコン付き(曲送り機能が欲しい)
の3つ。
そこで今回購入したのが、「dodocool Hi-Res イヤホン」だ。
dodocool Hi-Res イヤホン
イヤホン仕様
周波数特性 | 20~45,000Hz |
マイラー厚さ | 6μ |
インピーダンス | 16Ω±20%の@1kHz |
通常定格電力 | 3mW |
最大入力 | 5mW |
出力S.P.L | 100±3dBのSPL @1kHz |
入力S.P.L | 126mVrms SPL @1kHz |
R/L出力差 | ≦1.5dB @1kHz 1mW |
歪み | 2% |
BUZZE & RATTLE | 50~3kHz(0.28V) |
価格は驚きの1,699円。本当にハイレゾなのか疑わしい価格。
イヤホン紹介
化粧箱は存在せず、キャリングケースがそのまま包装されて届いた。
ケースの手触りはマットな感じで、1,000円台のイヤホンとは思えないほど高級感がある。
開くとこんな感じ。
内容は、イヤホン本体、イヤーピース、簡易説明書の3つ。
イヤホン本体。
マイク兼リモコン。リモコンはシングルボタンで、押す回数によって動作が変わる。インストラクションマニュアル(取扱説明書)にも書かれているが、以下の通り。
1回…曲の再生・一時停止
2回…次の曲へ
3回…前の曲へ
3秒長押し…音声コントロール(Siri等)
なお、この動作は着信時には、
1回…応答
2回…切断
長押し…応答拒否
へと変わる。
また、ケーブルは割と細め。耐久性が心配だ。
音質レビュー
まず、「Bee Moved」を聴き比べた。
圧縮音源は、音が曇っていたのに対し、ハイレゾ音源は、全体的にクリアに聞こえた。
その他にも何曲か聴いてみた。
まとめて感想を述べると、ベースの刻みがよく聞こえ、高音域に曇りを感じた。
※何時間か聴いていると耳も慣れてきたのか、高音の曇りもそんなに気にならなくなった。
ただ、低音は少し弱めである。また、ホワイトノイズが静かな場所では大きめに聞こえる。
また、実際持ち運んで外で何日か使ってみた。気づいたことを挙げると、
- 耳元で風の抜ける音がする(イヤーピースの大きさが合っていない?)
- やっぱりリモコンがあると便利
- 絡まってしまうと解くのが面倒(有線イヤホンならでは、である)
- 静かな曲だとホワイトノイズが気になる
といったところだろうか。
全体的なまとめとしては、
- 価格の割にケースに高級感がある
- 低音域は弱め、高音域には少し曇りが感じられる
- とはいえ、1,699円なら買ってもよい
星5つでつけるとするなら、3.8程度。
低価格ながら、ケースがついていたのがプラスポイント。
イヤホン本体の見た目のチープさはもう少し改善してほしいと思った。まあ、1699円でしかもハイレゾだからそんなわがままは言えないのだろうが。(笑)